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ちなみに、ワットチェッカーで測ったところ、消費電力は入力有り/無し問わずおよそ6Wであり、ビデオデッキの待機電源と同じくらいですな。ただ、ビデオデッキは時計代わりという言い訳もたつが、青く光っているだけので6Wというのは微妙なところである。近々、スイッチ付きのタップにつなごうと思う。 PowerMacG4 (1Ghz、1G RAM、Leopard)+ MUSE PowerMacG4 + その他のDAC Sony NetJuke NAS-M70HD をつないで、音源は同じMP3/320kbpsのファイルにしてみた。ちなみに音源は、クラシックのピアノ、クラシックのチェロ、ポップスのボーカル、ジャズなどである。いつも良く聴くものだ。DACは、SKnet のDigital Sound Station、ヘッドセット用のDACであるPlantronics のDP-50、そして値段の割に音がよいと評判だった玄人志向のAudioJack USB。 今のところ、G4+MUSEの音がDACの中では一番オーディオっぽいし、NetJukeよりも音が濃い。大変満足している。うちのそのほかのDACはオーディオ用ではないので比較にならないのだろうが、その中でもPlantronicsのは、非常に音がクリアでその点、Digital Sound Stationよりはうんと良いし、MUSEよりハッキリ聞こえる気もする。ただ、デジタルっぽいというか、写真でいうと1200万画素のコンパクトデジカメの写真みたいである。解像度は高いけどイマイチ。MUSEのは600万画素かもしれないけど一眼レフの画質だ。わかりにくい例ですまんす。NetJukeはデジタルっぽさはないけど、ちょっとコクに欠ける感じ。 あと、使い勝手についてだが、MUSEはMacにつないでも、システムの音量調整は効かない。だから音量はiTunesやDVDプレーヤなど、ソフトウェアの側でいちいち調整する必要がある。オーディオ機器としてMacを使う場合はアンプを使えば問題ないが、仕事用のMacなどで、例えばヘッドホンアンプとして使う場合などは使いにくいかもしれない。ちなみにDigital Sound Stationも同じ仕様だ。玄人志向やPlantronicsはシステムの音量調整が効くのでキーボードの音量調整ボタンでまとめて音量調整できる。 ...と、つらつら書いたけど、これは書いておこうと思うのだが、壮絶に音が良くなった!とは感じなかった。不満が出なくなった、という程度だ。ブラインドテストした場合、比較すれば分かるかもしれないけど、一つだけ聞かされて組み合わせを当てることはできないだろう。 例えば、NetJukeを買ったとき、最初はNetJuke内蔵のアンプを付属のスピーカーにつないでいたのだが、そのスピーカーを手持ちのBose AM5-III に変えたときは、もう壮絶な違いがあった。「ひとつだけブラインドテスト」でも絶対分かる。もちろんBoseの方がうんと良い。NetJukeの内蔵アンプをサンスイに切り替えたときも結構違いがあった。それに比べると今回のテストの差はとても小さい。 とはいえ、MUSEを買って良かった。私の場合、何日か聴いていると、前より悪いと思ったら戻したくなるのだが、今のところ、そういう気持ちは出ていない。それよりG4のファンの音が気になりだした。静音ファンに変えているのでかなり静かなのだが、ファンコンをつけようかと思っている。あと、今回比較した音源をApple Losslessにして聴いてみたら、チェロなんかとても良くなった、気がする。なんでもLosslessにしたくなってくる。まあプラセボだと思ってるけどさ。
by mactki
| 2009-10-22 23:23
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