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アレですな。デジタルカメラを使い始めた頃は「まだまだ画質はフィルムが良い」とか「ファイルフォーマットが変わったら、将来見られなくなる」とか「ハードディスクがクラッシュしたら何もかも無くなる」とか、いろいろ心配材料があったものですが、画質はもう言うまでも無いし、jpegは、少なくとも私が生きている間は読めそうだし、ストレージの単価がどんどん下がって分散バックアップも可能だし、TimeMachineがあったら、突然のクラッシュも怖くないしで、デジタルのマイナス面はほぼ消滅しましたな。 むしろ、フィルムとか紙焼きを整理したり、分厚いアルバムを引っ張り出したりする方がおおむね面倒で、ごそっとハードディスクに保存したのを、スライドショーでランダム再生している方が、有効に楽しく活用できるような気がする。 この春引っ越ししたときに、大量に出てきた昔のフィルムをちらちら見ていて愕然としたのは - 写真を撮ったときの状況は、案外覚えている(自分が撮ったものは)。 - しかし、いつのことだか記憶が曖昧。 - 紙焼きがないネガフィルムがたくさんある ということで、これは、今のうちに整理しておきたいなー、やっぱりデジタル化しかないかなあ、というテンションが高まった。 しかし、これまでもフィルムのデジタル化は何度かトライしてきたが、スキャン時間がかかりすぎて、何度も挫折してきた。これまで使ったことがあるのが、まずフィルムスキャナーのキヤノンFS4000USとニコンCoolscan III、最近ではキヤノンの複合プリンタMG-8130で、どれも読み込み速度があまりに遅かった。細々した作業を入れると、フィルム一本に30分くらいかかっていた。画質も、特にネガの場合は結局あとでいじる必要があった。今回、一眼レフのデジタルカメラでフィルムスキャンを試したら、結構良さそうだった。 事の発端は職場で廃棄処分になった(←こればっかり)、古いニコンのスライドコピーアダプター、ES-E28だ。CoolPixなど、28mmのフィルターを持つコンデジ用のアクセサリーで、さすがデジカメが高級品だった頃の製品で、6枚スリーブ、スライドマウント2枚用のアダプターが付属し、縦横回転、上下シフトなど充実した機能を持っている。しかもMade in Japan。 でも、カメラ側が28mmオスネジというのはあまりに使えない。もったいないなー、と思ってじっと観察すると、どうも、前後が分かれそうなスジがある。試しにアセトンを一滴垂らして30秒待ち、ぐいっとひねると簡単に分離した。 フィルムホルダ側がメスで、ノギスで測るとネジ径は61mm程度で、残念ながら、62mmのフィルターは入らなかった。何でこんな中途半端なサイズにしたのかとニコンを恨みつつ、いろいろ探してみると、Lumix用のレンズアダプター、DMW-LA5が、60.8mmオス-55mmメスの変換をしてくれることが分かった。ここはバクチであって、そっと(家人に)注文した。ネジ径はともかく、ピッチが違ったらアウトだったが、入った...良かった....。 フィルター径として一般的な55mmになってしまえば簡単で、結果的に、55mmオス/52mmメスと52mmオス/オスの変換リングを介して、めでたく52mm径のスライドコピーアダプターが完成した。 ニコンのD80(これも古いが)に、各種レンズをつけて試してみたが、今のところ、AF Micro Nikkor 60mm (古いのばっかり)に62mm→52mmのステップダウンリングを介して装着している。この組み合わせだと、フィルムよりちょっと広い面積が写るのでトリミングする必要があるが、Photoshopの「角度を補正して切り抜き」を使えば自動で角度補正までやってくれるので便利である。 リバーサルフィルムは単純に撮影して良いが、ネガフィルムは反転する必要がある。カラーの場合、さらにベースの茶色を補正する必要があるので面倒だ。私は、茶色の反転色である青色をMacBook Airに全画面表示し、それを背景にして、カメラの色温度を「晴天」に設定して撮影している。撮影後、Macに移して、以下のように処理する。 Photoshop (Elements 6...これも古い...)で開く ↓「角度を補正して切り抜き」 ↓反転(Command + I) ↓必要であればさらにトリミング ↓レベル自動補正(Command + Shift + L) ↓レベル補正(Command + L)でグリーンのみ下げる(0.7〜0.9) 保存 もちろん、写真の重要性によって処理は変えるけれど、うちの環境だと、だいたいこれで見られるものになる。フィルムスキャナやフラットヘッドスキャナのフィルムスキャン機能と比べて、圧倒的に有利なのは撮影の速さだ。律速はフィルムのセットだが、それは他の方法でも変わらない。逆に、専用ソフトに比べて、撮影後の後処理が面倒だが、上記の処理程度であれば、工夫すればフリーウェアなどで自動処理できると思う。
by mactki
| 2014-12-08 16:14
| カメラ・光学機器
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