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ニコンのD80に付けていたレンズ、18-200mm VRIIが故障した。使用中に先端をぶつけて、ズームリングがスムーズに回らなくなったのだ。ニコンのサービスセンターに持ち込んだが、「修理は4万2千円です」と言われてのけぞった。なにしろ実売8万円のレンズである。実際は「最大4万2千円」で、安く済む場合もあるとのことだが、そこまでの見積もりは出せないということだった。詳しく聞かなかったが、サービスセンターでは修理はもちろん、分解もできないので、どこかの修理拠点に送らないと正確な修理代はわからないということだろう。 今回はもう一つ、外装のプラスチックパーツが劣化しベタベタしてきた双眼鏡(5x15D CF)を持って行った。光学系や駆動部には問題がないので、そのパーツのみの交換を依頼したところ「外装パーツ交換のみはできない。オーバーホール扱いで12,970円になります」と言われ、これまたのけぞった。分解しないと取り出せないような部品ではない。単にヒンジ部分を隠すための外装プラパーツである。どうやらこれも東京送りになるらしい。 20年以上前からこのサービスセンターを利用しているが、昔はこうではなかった。簡単な修理ならその場で直してくれたし、少なくとも確定した見積もりを出してくれた。コスト削減のあおりか、修理対応の技術者が減らされて、集約されてしまったのだろうか。 レンズについては、その設計が大きく変わってきていることもあるだろう。何十万円もするプロ用のレンズはともかく、カメラとセットで売られているような一般向けのレンズは、組み立て効率優先で作られていて、修理はかえって面倒なのかもしれない。 その後、修理に出さなかったレンズを持ち帰りつつ思ったのは「交換レンズも、使い捨てと思った方が良いな」ということだった。「レンズは資産」と思っていた私にとっては、大きな価値観の変換である。実用性についての考えの変化とも言える。つまり、これまでの「実用」は、すり切れるまで使える、錆びたホンダ・スーパーカブのイメージだったのが、2年契約が終わるか、電池が持たなくなったら買い換える、スマートホンになったのだ。 結局、望遠域の撮影をカバーするため、ニコンのCoolpix P610を買った。税込み43,000円で購入したが、5,000円のキャッシュバック・キャンペーン中だったので、実質4万円を切っている。P610は2/3インチセンサーのカメラで、搭載レンズは35mm判換算で24-1440mmである。恐ろしい時代になったものである。驚いたことに、重量は、電池とSDカードを含めて、18-200mmのレンズ単体と全く同じ(565g)であった。 外観は私に言わせれば「カメラっぽいなにか」であって、光学機器の美しさや精密感は全く無い。しかし「実用、使い捨て」と念じれば全くもって問題ない。画質は、古いD80と比べても、ラチチュードが狭くて白飛びし易い気がするが、画質も色収差や変な色つきは見られなくて、記録写真撮影機として十分な性能だ。手ぶれ補正は信じられないくらい強力であって、1440mmで月を手持ちで撮れたのには感激した。GPSとWi-Fi対応も便利である。なんだか、D80の出番が激減しそうで、それは少し寂しい今日この頃。
by mactki
| 2015-05-07 06:49
| カメラ・光学機器
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