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使うかどうか分からないけどちょっと持って行きたい、というとき、小さいデジタルカメラは必要なので、買うことにした。ものを買うのは好きで、選んだり、決めたりするのが苦痛ではないが、それでも大変だった。持ち歩くためのものだから、まず「かさばらない」というのを一位に持ってくる。あとは私の場合、電池の持ち、起動速度、タイムラグ、動画性能、ファインダースペック(光学ファインダー・液晶ファインダー)、三脚穴、メディア、感度、手ぶれ補正、防水、画質、解像度、というところだろうか。三脚穴くらいまでは必須条件である。画質と解像度は、(それほど不満というわけでもなかった)SX150よりは、良いだろうと思ったので、気にしないことにした。また、値段は大事だけど、ばかばかしいほど下落した例をたくさん見ているので、どうしても欲しければ待って買おうと思った。 最終的に残った候補は、Exilim EX-S500、Optio WP、FinepixF11、LumixFX9、XactiC6、Xacti E6というところか。それぞれ、1人一芸というか、良いところがあった。Exilim/XactiC6はMpeg4ムービー、Optioは完全防水、Finepixは高感度、Lumixは手ぶれ防止。どれも、あったらなあ、と思ったことがある機能だけに、迷った迷った。将来、複合的というか、高感度かつ防水かつ、手ぶれ補正というような機種が出てくるのだろうが、つまりはコンパクトデジタルカメラは、未だ高度成長期にあると言えよう。 ともかく決めなくてはならないのだが、どんなものを買うときもそうだけど、カタログでスペックを根掘り葉掘り調べ始めるともういけない。もういろんな妄想で頭が充満し、結局決められなくなる。デジカメはライフサイクルが短いから、ぐずぐずしていると次々新機種が出てきて、永久にカメラを手にできない。 結局買ったのはサンヨーのDSC-E6だ。最終的に背中を押したのは、NTTのネットショップがやっていた、特価セールだ。定価52,500円が、なななななんと!22,800円!しかも送料無料!代引きOK!ヨドバシカメラでも3万5千円(ポイント別)だったのに!しかも、間違って2台カートに入れたら、「残り1台なので、1台しか入れられません」というアラートが!これは、神が、私に、買えと、おっしゃっている.....。 このカメラ、デザインはけっこう奇抜だと思う。昔のおしゃれドイツカメラ、ペンティーに似ている。センターにレンズがあって、その上にストロボ(ペンティーはファインダー)があり、前面ピカピカ仕上げという大まかな特徴が似ている。「それほど似てないよ」と思うかもしれないが、こういうデザインの(たぶん女性を狙った?)カメラはあまりないのだ。カメラに詳しい人なら分かってもらえると思う。サンヨーのデザイナーがペンティーを意識したかどうか、聞いてみたい気がする。 まだ到着したところで、ためし撮りをしてみた程度だが、おおむね満足している。当初期待していて、がっかりしたところはない。 自分にとっていまいちな点を先にあげると、静止画はそこそこだ。もう一台所有しているのがPowershotG2(古っ)だが、古くて、画素数の低い(400万画素。E6は600万画素)G2の方が、画面上ではシャープで、きれいに見える。E6は、条件によっては若干ビデオカメラっぽい収差が出る。ラチチュード(あくまで記録された写真において)もG2より狭い。ホワイトバランスも微妙にはずすことがあった。 ただ、これはPowershotが優秀、もしくは私の好みに合うのだと思う。つまり「比較すれば」差があるという程度であって、たとえば、Finepixや、Lumixが、どれほどE6より綺麗な写真が撮れるのかというと「心配するほどは変わらない」というところだろう。実家にある初代IXY Digitalよりはうんと綺麗に撮れるし、往年の名機Dimage7iとくらべても、遜色を感じない。もちろん、SX150に比べたらもう、「心配するほど」の違いがある。 解像度があるので、HP程度の画像なら欠点は出ないし、印刷でも私の用途(せいぜいA5)なら無問題だ。 3型液晶は、数字から受ける印象ほどの利点はない。もちろん再生の時には重宝する。一方撮影の時には2.5型に対するアドバンテージはあまりないかもしれない。画素数は23万で、背面の液晶としては最高クラスだが、なにしろ3型なので解像度は相対的に低くなり、それほど美しく見えない。でも、先日出たカシオの新機種EX-Z600は2.7型で15万画素であることを考えると、大きさを重視すれば、これ以上の液晶は望めないのではないか。2.5型にしたところで、消費電力はほとんど変わらないだろう。 3型液晶のネガな面としてよく言われるのが、大きすぎて、持つところがない!ということだ。確かに「余白」があまりない上、前面はデザイン重視の仕上げなので、つるつる滑る。手袋をしていたら、落としそうになる。解決法は「液晶部分も握る」。このデジカメの液晶は、アクリルでカバーされているので、握っても大丈夫だ。当然隠れるところが出るのだけど、フレーミングに困ることはあまりなかった。 それ以外はすばらしい。起動・終了、シャッターのタイムラグなどはとても速く、PowershotG2を使うのが嫌になるほどだ。メニューや操作ボタンはよく整理されており、既にデジカメを使っている人なら、説明書など読まなくても使えるだろう。動画はもう驚くほどきれいで、特に夜の室内など厳しい条件でのノイズのなさは、これまで見たデジカメの動画機能の常識を打ち砕くものだ。MPEG4ではないので、撮影時間は短いが、長いビデオなど実際はあとで見返すのが苦痛なものだ。私はSX-150で1シーン30秒撮影に慣れさせられているので、むしろ長時間撮影ができるとうれしくなったくらいだ。うちのハンディカムは長時間撮影時、もしくは「ハレの日」以外に出番はなくなるだろう。 動画といえば、Macとの親和性も見逃せない。サンヨーのデジカメは、伝統的に動画を.MOVフォーマットで記録する。これは、QuickTime Playerで直接読み込めるので、Pro版を持っていれば、動画のトリミング、切り貼りなどは簡単にできるのだ。最終的にDVDまで持って行くなら別だが、メールやWebで、小さな動画を扱いたいとき、とても時間の節約になる。たとえば、Powershotの動画は.aviファイルで記録されるのだが、Macで編集しようと思ったら、どうだろう、iMovieにいったん読み込むだろうか。せっかくデジカメで気楽に撮ったつもりだったのに、ぶちこわしである。 レンズとストロボは、デザイン上真ん中配置されているのかと思ったが、特にストロボは端にあるよりも、構えた時指がかかる恐れがなくなるので、とても実用的だ。カメラ慣れしていない女性や、子供に渡すとすぐに分かる。このような小さいボディではむしろこうあるべきだとすら思う。プレ発光機能はあるので、赤目を避けるのは問題なくできる。 サンヨーが売りにしているタッチセンサーはまったく魅力を感じなかった。すぐにOFFにしてしまった。このカメラだけ使っているなら良いが、他のデジカメと併用しているときは、かえってストレスの原因になると思う。 電池はCIPA規格で170枚だから、今時のデジカメとしては少ない方だが、リチウム電池なので、正直にこの枚数持つとにらんでおり(単三などだと、公称より持たないことが多い)、それなら私の使用法だと1日は持つので当面は充分だ。実際、静止画・動画合わせて400Mbほど撮っているが、電池残量表示はフルのままだ。メモリも、いまのところ512Mbを使っており、最高解像度・画質の静止画が150枚くらい、つまりバッテリー1本でちょうどカバーできるくらい記録できる。 E6のバッテリーは互換品が安く買えるので(たとえばここ)、旅行用に1つ買っておこうと思っている。 今悩み中なのは、ケースだ。純正のケースは3種類出ているが、店頭で試したところでは、どれもあまりにきっちりしていて取り出しにくいように思った。SX150に使っていたものは、ちょっと大きすぎるし...。 ちなみに、あと1万円払えば他の候補カメラから、一つだけE6に付け足して良いと言われたら、だんぜん手ぶれ補正だ。動画を優先したのでE6になったのだが、Lumix...使ってみたかった...。 06.11.29追記:その後どうなりましたことか...
by mactki
| 2006-01-26 11:10
| カメラ・光学機器
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